ジオン注射による痔核の治療
 
ジオンは、中国において内痔核の硬化療法剤として承認されている「消痔霊の一部を変更したお薬で、硫酸アルミニウムカリウムとタンニン酸を有効成分とする局所注射用配合剤です。

ジオン投与により、血流遮断による止血、痔核の縮小や無菌性炎症によって持続的な線維化による粘膜層、粘膜下層の筋層への癒着・固定を促進し、脱出と排便時の出血を消失させると考えられます。

現在、ジオン注射は、厚生労働省により「講習会を通じて手技を習得した医師」のみが使用を許可されていますので一部の施設のみで使用が可能な状態です。
 
 注射の方法 
  
 上図の様に一つの痔核に対して4カ所に針を刺してジオンを注入します。 
 麻酔の方法 
 局所麻酔、仙骨硬膜外麻酔、腰椎麻酔(サドルブロック)下に行います。
患者様の状態に応じて麻酔方法を選択します。
基本的には局所麻酔(肛門周囲の麻酔)で行います。
 治療の経過 
 
 
 治療に伴う症状 
 
投与の早い時期

血圧低下、吐き気、頭痛、食欲低下

肛門部の違和感 (通常数日でなくなります) 肛門の注射部位の粘膜が硬くなる。(通常自然に治ります)
 
投与2週間位まで

発熱は2週間後まで一過性にあらわれることがあります。
予防的にまたは発熱が持続する場合には解熱剤を使用することがあります。
 
 何かご不明な点があればお問い合わせ下さい。
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投与した部分が徐々に小さくなり
引き延ばされていた支持組織が元の
位置に癒着固定して脱出が見られなくなります。
(一週間〜一か月)

投与後の早い時期に痔核へ流れ込む
血液の量が減少し出血が止まります。
脱出の程度も軽くなります。

以後は適宜診察を行います。

痔核の退縮

出血の軽減 ・ 痔核の縮小

麻酔の影響がなくなるまでしばらく安静にします。
食事は特別な制限はありませんが、お粥やジュースを摂る様にして下さい。


肛門部の診察を行います。特に問題がなければ入浴できます。



当日



翌日


2〜5日後

10日後






1〜2月後